2014年4月9日 : してログ

どちらも無料ですが、どちらを選ぶべきか? 気になったので、少し調べてみた。

実装の違い

どちらもハイパーバイザ型ですが、Hyper-V はペアレント OS という管理サーバーが動いています。 その実態は、不要機能を削ぎ落とした Windows Server であり、その意味ではハイパーバイザでは無いような気もします。 一方、VMware ESXi のほうはハイパーバイザ層しかありません。 このため、デバイスドライバの柔軟性では Hyper-V が優れており、効率面では VMware ESXi が優れているということになると思います。

管理ツールなど

どちらも GUI、CLI、Web の管理ツールがあります。 但し、VMware の Web 管理ツールは無償ライセンスでは利用できません。

ゲストOSのサポート

これは圧倒的に VMware ESXi のほうが多いです。 Hyper-V のほうが、Windows 系に強いのかと思いますが、Windows NT や Windows 95 といったレガシーOS をサポートしていませんし、Linux 系のサポートも弱いです。 VMware ESXi は、Windows NT 4 や 95 / 98 / Me はもとより、WIndows 3.1 や MS-DOS など非常に多くのレガシーOS から最新までサポートされます。

結論

総合的には、VMware ESXi が優れていると思います。

VMware vSphere Hypervisor を構成する製品のひとつで、ハイパーバイザ型の仮想化ソフトウェアが、今回紹介する VMware ESXi です。 Microsoft Hyper-V に対抗して無償ライセンスがあり、VMware-Server を愛用していた私にはぴったりです。 この記事は、サーバー構築のメモであり、詳しい情報は他所に譲ります。

ダウンロード

まず、ダウンロードですが VMware の製品群が分かりにくいのですが、執筆時点ではここからダウンロードできます。 なお、ダウンロードにはユーザー登録が必要です。 VMware ESXi はハイパーバイザ型なため、ホスト OS は不要です。 そのため、ネットワークアダプタなどデバイス関係でインストールできない場合があります。 メーカー側で対応したサーバー製品がありますが、そんなお金は無いので、普通の PC を用います。

インストール

ダウンロードできるファイルは ISO なので、CD-ROM に焼いてインストールメディアを作成します。 ここで CD-ROM からブートできませんでした。 試した PC の ASRock UEFI(昔で言う BIOS)での設定が必要でした。

  • CD-ROM からブートできない場合
    Security: Secure Boot -> disable
  • インストール後 HDD からブートできない場合
    Boot : CSM(Compatibility Support Module) -> Enabled
インストール

インストーラが起動して、規約の確認、キーボードレイアウト、root パスワードなど、ドゥンドゥン進めましょう。 ただし、CPU が Intel i7-4770K だと、"Initializing IOV" のところでフリーズしてしまいます。 この場合、起動オプションを下記のように追加すれば OK です。

  • 起動直後に Shift + O を押します
  • [SPACE] noIOMMU と入力して続行します
ネットワーク・アダプタ

対応していないネットワーク・アダプタだと、インストールを完了することができません。 PC のスペックなどを確認して、ネットで検索すると ESXi 用のものが見つかるかも知れません。 見つかれば、ESXi-Customizer というツールで、インストーラのドライバを差し替えてリトライします。 見つからない場合は、諦めて Intel 製のサポート認定済みのものを買ってきましょう。

インストール後の設定

基本設定はサーバー上のテキストベースのメニューで、一昔前の BIOS のような操作でできます。 基本設定の後は、vSphere Client をインストールしてリモートで行います。 インストールしたサーバーに http で接続すれば、ダウンロードのリンクがあります。

その他のメモ
  • CPU が Intel i7-4770K の人は、サーバー起動時に同じようにフリーズします。その場合、/bootbank/boot.cfg の kernelopt ディレクティブの後ろに noIOMMU を追加します。
  • VMware-Server などの VM は、VMware vCenter Converter Standalone Client を使って変換できます。しかし、仮想マシンのバージョンが 10 となり、vSphere Client では設定できなくなります。バージョンのダウングレードについては別記事にします。