[ドラレコ] ANKER ROAV DashCam C2 : してログ

[ドラレコ] ANKER ROAV DashCam C2


ANKER ROAV DashCam C2

ネットニュースで ANKER がドラレコ出すって見て即買おうとしたら売り切れていた ROAV DashCam C2、在庫が復活していたので購入してみました。安いドラレコは数あれど内臓電池に不安を感じていたので、その分野で定評のある ANKER という安心感からレビュー等は見ませんでした。

ひとつ前に買った TaoTronics TT-CD05 は、電池が膨らんで外殻(シェル)を破ってしまい、とても安心して車に付けていられませんでした。もし、車の中で爆発したりしたらと思うと、安いドラレコはなかなか手が出せなくなっていました。そこにこの ANKER のドラレコ、価格も1万円と、もう買うしかないでしょ、と言う訳で久々の製品レビューです。

外観・質感

パッケージはアップル臭さを醸し出しており、個人的には「そこまでしなくても」という気がします。付属品のステーは粘着テープと吸盤の2種類が入っていて、シガーソケットの充電器、ケーブルを隠すヘラのような工具も付いていました。マニュアルもしっかりしており、安い割にはしっかりとしたパッケージ構成となっております。

製品自体も金属質の外殻で、まるで高級コンデジのような感があります。ボタンの押し感もしかり、Tao とは大違い(TT-CD05 は押したら反動でボタンが外れたのには笑いました)です。ただ、電源ケーブルの差し込み感が緩くて、振動で外れてしまわないかが少し心配になりました。

全体的に好感を持ちましたが、SDカードの抜き差しがしにくい形状だったのが残念でした。フラットな横面にスリットが入っているだけなので、指で押して取り出すことができず、爪で押すことになります。設置してしまうと、スリットが見えにくくなり、それを探すのにイライラしてしまいます。頻繁に抜き差しする人は、この点を検討したほうが良いと思います。

画質

まずは設置作業時に撮影した動画より、キャプチャーした画像をご覧ください。

フルサイズ 1980x1080(これで映りが良いほう)
フルサイズ 1980x1080(これで映りが良いほう)
一部を拡大するとこんな感じ
一部を拡大するとこんな感じ

画質の設定では、バランスモード、パノラマモード、ナンバープレートモードの3つのモードがあります。しかし、どれを選んでも同じような画質であまり違いを感じることができませんでした。

肝心の画質ですが、正直言ってよくないと思います。発色も違和感ありますし、アスファルト等細かい模様にブロックノイズが目立ち、シャープネスが強すぎて被写体にハロー(縁取り)が付きます。また、ダイナミックレンジが低いのか、空や雪の輝度に引っ張られ、その他は黒く潰れてしまいます。動画編集ソフトでガンマ値を最大に上げてようやく見れるようになるレベルです。

シャープネスが強すぎます
シャープネスが強すぎます

これらの多くは、エンコードチップの性能によるところが大きいように思いますが、パラメータ等のチューニングによって改善できる可能性があるだけに、画質関係の設定項目がほとんど無い点が残念です。明るさやコントラスト、シャープネスを調整すればもう少しマシにできると思うので、ぜひファームウェアのアップデートで対応して欲しいものです。

もしかしたら、ナンバープレートや信号の色、その他ドラレコ用に画質を極めた結果なのかも知れませんが、ちょっと期待外れなものでした。もし、ドライブ風景の動画素材の作成を目的に考えている人は買わない方が良いと思われます。

実用面の画質

シャープネスがキツイのはナンバープレートの判別しやすさを考えた結果なのかと思いましたが、そうでもないみたいです。拡大して確認してみましたが、実用面でも多少疑問符がつくような結果でした。しかし、事故の状況といった近距離の出来事ならしっかりと記録してくれると思われます。

  • 少し離れた車のナンバーを読み取るのが難しいです(サンプル画像の右3台がすでに危ない)
  • 信号機は中~近距離のものであれば点灯色が判別可能ですが、それ以上はなれると点灯は分かるものの色の判別が難しくなります

その他

その他ドライブレコーダーとして、Gセンサーの感度、動画の長さ、駐車時モードなどの基本的な設定項目があります。しかし、プラスアルファとしてあってもいいような機能、遊び心みたいなものは皆無です。純粋に「何かあったときのためのもの」という目で本製品を見ると、取り付けの容易さ、シンプルな機能設定、証拠を記録するために調整された(好意的に見た)画質、と無難な内容かと思います。

まとめ

ドライブレコーダーにプラスアルファ(特に画質)を求める用途だとイマイチな製品です。何かあったときのためのドライブレコーダーとしてなら、堅実でしっかりとした造りをしています。ドライブレコーダーなのだから、ナンバーがはっきり見え、信号の点灯が映り、起きたことがしっかり記録されることが重要です。

逆に、車窓風景撮りにつかったり、タイムラプス動画を撮りたかったり、車以外での撮影をしたり、といった目的では難しいかなと思います。致命的なのは画質で、シャープネスがどぎつくかかった映像は、VHS画質のようにも、ホラー風のエフェクト映像のようにも感じます。せっかく ANKER というブランドで出しているので、次は画質にもしっかり拘った製品を出してもらいたいですね。

評価点
  • 製品構成の丁寧さ(付属品、マニュアル)
  • 高級な質感
  • 簡単なセットアップ
改善点
  • SDカードの取り出し難さの改善
  • 画質の向上と、画質調整の設定(明るさ、コントラスト、シャープネス)
  • 映像のフリップ機能(上下を逆に取り付けたいとき)
  • フレームレートの変更(タイムラプスに使いたい)
  • SDカードの付属
総合評価:★☆☆☆☆

うーん。ドラレコ専用として使うしかないな。

追記

しばらく使ってみてやっぱり画質が悪いのがネックで、ドラレコとしても難しいという評価に変わりました。空に露出があっている感じで雲なんかは綺麗に映るんですけど、映像が全体的に暗くて肝心の車や人などが黒潰れしてしまうようです。また、映像エンコード処理のアルゴリズムが悪いのかブロックノイズで更にディティールを潰しています。恐らく質の悪いセンサーとエンコードチップのせいで、強くシャープネスを掛けないと塗り絵のような映像しか出なかったんじゃないでしょうか(今でも十分塗り絵ですけど)。

せっかく ANKER が出しているのに、ロゴが付いていないのはその辺を十分に認識していてそうしたんでしょうね。外観はいいのに中身が伴っていないという、こんな製品を出してしまう方がロゴを消すよりダメージは大きくなると思います。次はもっといいサプライヤーを見つけて製品化お願いします。

0 件のコメント
名前:
コメント: