富士通 : してログ

また富士通PCのセットアップを依頼され、苦い経験があるので若干警戒気味にやってみました。結論から書くと、改善の跡は見られるが、相変わらずな部分が目立ちました。今回の機種は、ESPRIMO D586/PX で Windows7 (Windows10 ダウングレード) のデスクトップPCです。前回と同じく、ダウングレード版なので Windows10 にリカバリできます。

説明書に書いてあるメニューが無い

まず、紙のマニュアルに「リカバリ手順については、パソコンを起動してデジタルのマニュアル(PDF)を参照」(文言は記憶なので違います)とあるので、Windows7 を起動して確認しました。それによると、「スタート>すべてのプログラム>FUJITSU-ディスク作成」からドライバディスク等を作成する、とあります。しかし、そのディスク作成のメニューがありません。ちなみに、ドライバディスク等は一式入っていましたが、念のため指示された手順に従って作業しております。

これはまた酷い製品構成だと思いますね、富士通さん。恐らく苦情が来て、ドライバディスク等一式を付属させるようにしたのでしょうけど、説明書を修正し忘れたんでしょう。指示されたディスクの作成ができないので、付属のディスクがそれに当たるものと信じて作業を進めましたが、ユーザーとしては不安でしたね。

相変わらず不適切なリカバリメッセージ

リカバリ手順で表示されるメニューも相変わらず酷かったです。「ディスク全体をご購入時の状態に戻す」と表示されますが、そもそも Windows7 から Windows10 にするのに「ご購入時の状態に戻す」というメッセージが変だとは思わないのだろうか。

また、ディスクの確認をスキップせず行いましたが、「リカバリディスクまたはリカバリディスク1と書いたディスクを入れてください」というような指示が出ます。ディスクは Windows7 用が2枚、Windows10 用が1枚、な訳でこの説明だけではどれを入れればいいのか分かりません。しかも、Windows7 のディスクの表記は、「リカバリディスク~(離れた位置に)~1/2」です。これも結論から言うと、Windows7 にリカバリする場合は「リカバリディスク Windows7 ... 1/2」を、Windows10 にリカバリする場合は「リカバリディスク Windows10」を入れればいいようです。(※リカバリディスク等の表記は記憶で書いています)

Office 2016 Personal はリカバリされません

Office 2016 のプリインストールモデルですが、上記手順ではこれが復元されません。メッセージどおり購入時の状態に戻っていませんし、そのことはどこにも書いてありません。これも結論から書くと、ライセンスカードにあるセットアップURLにアクセスして、ダウンロードする必要があります。

しかも、ダウンロードには Microsoft Live アカウントが必要で、2016 版は分かり難い場所にあるため、一般の人間が分かる訳がありません。手順の流れは、カードに記載のセットアップURLにアクセス > ログインもしくは新規アカウント作成 > カード記載のコードを入力 > セットアッププログラムのダウンロード > 同セットアップ > オフィス起動時にもう一度カード記載のコードを入力 > やっと利用可能に、となります。

改めて富士通、買わない、勧めない

という訳で、改善されていて致命的な状態にならないにしても、いかんせん中途半端であり、相変わらずユーザーフレンドリではありませんでした。まずは日本語を勉強して事実に即したメッセージを、そして印刷物、デジタルマニュアルに矛盾が無いか十分確認してから製品を構成して欲しいと思います。

最後に、リカバリ後の Windows10 のメニューには「FUJITSU-ディスク作成」のメニューがありました。

もういらねーっつうの!

Windows7 (10DG) なので、Windows7 がプリインストールされ、リカバリディスクとして Windows10 が付くモデルで、最初から Windows10 を使う予定だった。 プリインストールの Windows7 は用が無いため、一度も起動せずに Windows10 のリカバリ作業に入ったのだが、どうやらこうすると詰むようだ。 結論から言うと、一回 Windows7 で起動し、ドライバーディスク等を作成しておく必要がある。

簡単に削除されてしまうリカバリ領域

ハードディスク上のリカバリ領域は、ふつう簡単には削除されないのだが、Windows10 のリカバリディスクで起動して処理を進めると簡単に削除される。 Windows10 のリカバリディスクからのインストールで、リカバリ領域を潰す確認があったかどうか分からないが、それほど重要な確認っぽくは無かったはずである(後で自分が悪かったのか確認してみるつもり)。 でも少なくとも「yes」と入力させたり、2度確認を取るなど、リカバリ領域は特殊な操作をしない限り削除されないようにすべきじゃないか?

ドライバーディスクは付属させるべきでは?

プリインストール環境で、ドライバーディスクを作成する必要があるなら、同梱の書類等で分かるようにしておくべきだ。 マニュアルはネットから PDF をダウンロードするという対応になっているが、そんなところに書いてあってどうしろというのだろうか。 ドライバーディスクが無いと、インストールできないのだから、ディスクのチェックをスキップできてしまうのもおかしい。 そもそも、他にネット環境が無い人は重要な情報を知りえないだろう。

日本のメーカーも落ちぶれたものだ

もう安心の日本製品ということも言えなくなったのか、そうなるともう外国メーカーと比べ優位点が無いんじゃないだろうか。 富士通は割と信頼していたメーカーなのだけれど、今回の一件でもう買わないし、人にも勧めないだろうなと思う。 まだどうなるか決まってないが、たぶん修理扱いだろう。


文鎮化の過程

過程を検証してみましたが、ドライバーズディスクが無くても進めることができるのが問題でしょう。


リカバリ起動ディスクで起動

ドライバーズディスクが無いのでスキップをしたのが間違い

この「全体が消えます」がリカバリ領域も含めてだとは知らず

ここでリカバリ領域も含めて全消去されています

ドライバーズディスクが無い

ここから進めません

ドライバーズディスクは、プリインストールの Windows7 を起動して作成しておく必要がある。 このことについて同梱書類にまったく記載が無く、リカバリディスクで起動した案内でもスキップで進めてしまうなど、不親切を通り越して欠陥商品と言わざるを得ない。 必ずドライバーズディスクが必要な訳なら、そもそもスキップなどできないようにしておくべきである。

ドライバーディスク等のメディアを作成しておかないと、ドライバーとバンドルソフト(WinDVD、Roxio Creator)の再インストールができなくなる。 しかも、修理では対応できず、復元する場合は別途費用を払って購入する必要があると言う(この対応には呆れてしまった)。

バンドルソフトを諦めて Windows10 をインストールする方法

Windows10は、MicrosoftからISOをダウンロードできるので、これを通常インストールするとことが可能だ。 ドライバー関係が必要になるが、富士通のサイト及びオンラインアップデートで揃えることができた。

  • MicrosoftからWindows10のISOをダウンロードする(USBメモリ版でも良い)
  • Windows10をクリーンインストールする
  • 富士通のサイトから、ドライバを一式ダウンロードする(ネットが使えないので別のPCが必要)
  • ダウンロードしたドライバをすべてインストール
  • 無線LANが使えるようになるので、これ経由で足りないデバイスドライバのアップデートを行う(設定のデバイスを開き、不明になっているものをすべてアップデートすれば良い)

このように、LIFEBOOKだけでは使える環境に復元できず、インターネットに繋がる別PCとWi-Fi環境が無いユーザーはどうしろと言うのか、欠陥商品と言わざるを得ない。 そもそも、簡単にリカバリ領域が削除できてしまうのが問題で、diskpart などコマンドでも使わない限り削除できないようにしておくべきだろう。

という訳で、富士通製品はもう買わない、人にも勧めない、と心に決めるのでした。